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坂本家墓所改修・高知市歴史墓地公園の造園工事


2007年10月11日に高知市が起工式を行い、歴史写真家前田秀徳氏の原案に基づき、若竹まちづくり研究所による設計、ワシオ工業による工事施工、その他多くの皆様方にお世話になって歴史墓地公園が形になっていきました。
私は起工式当日は所用があり起工式には立ち会うことができませんでしたが、その後、墓参を兼ねて時々丹中山(たんちやま)を訪れました。

2007年11月中旬


山が削られる前は後ろに写っている山のように、ここも緑豊かな山でした。
坂本家の墓所の地面はこれまでモルタル塗りでしたが、雰囲気の和らぐ蛇紋岩砕石を敷き詰めることに。


次に訪れたのは2007年も押し詰まった年末でした。新年のために自分の家の墓所に榊を供えに行ったのでした。


既に頂上部には四阿(あずまや)が設置されていました。
ここからは、井口山の向こうに高知城が見えます。
10年保証という木造の四阿だそうです。
また、坂本家墓所の横には真邊正心など、十数名の
勤王志士ほかの墓が仮置きされていました。


坂本家の墓所も以前はモルタル塗りの床だったのに蛇紋岩
の砕石が敷かれて落ち着いた雰囲気に変わっていました。
 


下の小道からのとりつけ道路ができていました。車椅子でも訪れることができるように設計されています。


前田秀徳氏が13年の年月の間に丹中山でチェックして
あった、これから建てていくべき墓石が並べられています。
 


次に訪れたのは2008年の年が明けてからでした。


前田秀徳氏の総監督のもと、盛んに工事が進んでいます。
 


段丘状に整備が進んでいました。


中央階段部も次第に姿を現してきました。


対岸(岡上家の墓所の近く)から見たところです。


2008年2月21日


昔からの往還です。
この往還も山の向こう側が削られたことで、途中で途切れてしまいました。


墓地公園のメインの通路に石が敷かれていい感じです。
夕方なので暗い写真ですみません。


坂本家の墓所の廻りにも石畳の参道ができました。


2008年3月9日


いくつかのパートに分けられた墓が並びます。井口事件関係者の墓です。
美しい石垣には蛇などが入らないように目地が打たれています。
銅板の説明板も入りました。


医師ほかの墓です。


戊辰戦争に従軍した人たちの墓です。


文人の墓も並びます。


総合案内板です。丹中山だけでなく、近くの山も入っています。


栄が嫁いだ柴田家の墓です。この位置で藪に埋まっていました。


入り口から見上げたところです。植栽も少しずつ植えられています。
車椅子でも押してくれる介添えがいれば全部を見て回ることができます。


3月26日朝の公園風景
完成式典はこの日に行われましたが、まだまだ細かい手直しは続きます。


その後、高知市が入り口の駐車場に2台分を参拝用に確保しました。
ここが空いていれば、ラッキー!ですね。

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