よいよい写真館とさでん>咥内(こうない)電停

鏡川橋-咥内間は1907年(明治40年)9月に単線で開通し、同時に咥内電停も開業しました。
続いて1907年11月には枝川-伊野間が開業しています。
2つの区間の間に残った咥内-枝川間は、短いトンネルによる国道との立体交差という難工事により1908年2月に開業しました。


隣の宮の奥電停までは約500m、西隣の宇治団地前電停までは約800mです。

2018年5月15日撮影


咥内坂の頂上手前の停留所に停車している電車630です。
路面電車にとっては結構厳しく長い坂の途中です。


とさでんの電車が発車して間もなくエンジン音を響かせてJRの列車が通り過ぎました。
ここはとさでんの軌道上空をJR土讃線が斜めに渡り西進し、
これらの軌道の上を南北に直交するように高知自動車道が通っています。

1960年まではこの風景はなく、JR軌道と向こうの自動車道の中間に電車軌道のトンネルが有り
その上を旧国道が走っていたそうです。 参考HP「四国の廃なものと鉄道」の咥内坂トンネル跡
1960年にはそのトンネルを撤去し、切り通しを拡大して国道と軌道を移設するという大工事が行われたのです。