とさでん交通について


2018/5/27桟橋通五丁目にて

 とさでん交通は高知県内で路面電車・路線バスなどの事業を行っていた土佐電気鉄道・高知県交通・土佐電ドリームサービスの3社統合により2014年10月1日から営業を開始しました。前身の土佐電気鉄道は1903年(明治36年)7月8日という早い時期に設立されました。
 長く続いた土佐電鉄時代に県民に定着していた愛称は「土電(とでん)」でした。東京の都電ではありません。また、最盛期には「土電会館」という名のデパートがあり、その中に「テアトル土電」という映画館もあり私もよく利用しました。

 高知県は人口減、高齢化などの大変な地方の問題を抱えていますので、何とか大切な県民の足である公共交通を統合して維持・発展させていこうと努力しています。
 楽しめる取り組みとしては、土佐電鉄時代に購入した外国の電車を引き継いでいて貸切やイベントの時には走るのが見られます。またおきゃく電車という車両を貸し出し走りながら宴会を楽しめる企画や桟橋車庫の見学などの企画があります。
 中心となるはりまや橋交叉点にはダイヤモンドクロッシングがあり、タイミングが合えば複数の電車がこの中に入るのを見られます。

 高知の路面電車については「土佐電鉄の電車とまちを愛する会」の「土佐電鉄が走る街今昔」という書籍が詳しいので参考にしました。
 また、ネット検索で田舎の電車のひとつの「とさでん交通」のことがどれくらいわかるかなと思って検索をかけてみました。
 まず、とさでん交通株式会社の公式ページ、そしてウィキでとさでん交通、同じく前身の土佐電気鉄道が出ました。
 その中の路線の項には、営業路線として伊野線後免線桟橋線(駅前線含)と項があり、廃止路線まで安芸線新地線と項がありそれぞれのページで説明がありました。総延長は25.3kmで広島電鉄に次ぐ日本最大規模の路線らしい。さらにこのホームページに紹介しているような各停留所のページまでありました。
 思ったより細かいことや歴史的なことなどが掲載されていて参考になり、驚きました。


○高知市内及び近郊の電車の路線 (2018..5.29現在)
 JR高知駅から沿線の観光施設や高知市内、いの町中心商店街、後免町中心商店街などはとさでんの電車が便利です。

 路線の特徴ははりまや橋を中心とする横長の十字型であることでしょう。
 一番長いのが伊野からはりまや橋で営業距離は11.2km、時刻表を見ると約45分かかります。
 はりまや橋から後免町までは10.9kmで時間は約35分、伊野から後免町まで通すためにはどこかで乗り換えが必要ですが全部で約1時間半です。
 一番短い高知駅からはりまや橋は約5分で着きます。
 高知駅から桟橋通五丁目まで通しても総営業距離は3.2km、時刻表では約15分で着きます。

 「土佐の歴史散歩」の高知市中心部の範囲は、はりまや橋を起点とすると、東は宝永町で約1km、南は桟橋通五丁目で約2km、西は上町2丁目で約1.7km、北は高知駅で約1kmです。これくらいならなんとか徒歩だけでも史跡探訪はできそうですが、もう少し朝倉や大津などの周辺部にも足を伸ばすには便数の多い路面電車なら安くて効率アップできそうです。とさでん電車時刻表

☆市内均一料金 (とさでん電車運賃表)
 西は曙町東町から、東は介良通まで、南北は高知駅前から桟橋通五丁目まで全線の区域が200円で乗車できます。
とさでん電車一日乗車券
 市内均一区間大人500円小人250円、軌道全線大人1000円小人500円。一日で多くの施設などを利用の場合など何度でも乗り降りできます。

よいよい写真館

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