江戸の祭り


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深川

2015年版

野閑人でげす。


江戸も猛暑ようやく落ち着きはじめやしたが、まだまだお暑うござりますな
電気冷暖房機つけっぱなしで、このひと月は電気代がいつもの二倍になりやした。
夏の江戸風情が感ぜられる都々逸を少し唸ります。すべて作者不詳でげす。



・ 冷やで一杯 神輿の下に 素肌突っ込む 夏祭り
・(金魚屋の)車揺れれば 金魚も揺れる 夏がこぼれる 石畳
・(あの虫は)粋な虫だよ 蛍じゃないか 忍ぶ恋路の 道ょ照らす




今年も、深川八幡(富岡八幡宮)祭を見物してきやした。
毎年欠かさず写真撮りに参りやすので、猛暑は過ぎたとはいえ
まだ暑い中を一人で滝のように汗をかきながら行って参りやした。
3時間ばかり歩き回りやしたが、熱中症にもならずに済みましたわい。




この祭りは江戸三大祭(日枝山王神社の山王祭、
神田明神の神田祭、富岡八幡宮の深川八幡祭)の一つでげすが、
今年の深川八幡祭は、二年に一度の本祭りの間の年に
当たる陰祭りの年で、神輿は一丁だけ宮神輿が渡御するのみで、
町神輿は出ませぬ(本祭りでは百丁以上の町神輿が繰り出しまする)。




人出も去年の本祭りに比べて大いに少のうございましたが、
本祭りの時の芋の子を洗うような大混雑が無くて、
かえって江戸の秋祭りの風情が深く味わえやした。




(旧暦八月は既に秋。八月の祭りは元々は収穫祭)
で、秋の風情の漂う都々逸も少し唸ります。




お耳苦しいところは平にご容赦。




・ 千里千日 離れていても 変わらぬあなたと お月様
・(みの虫が)たった一言 小さな声で 捨てちゃいやよと 言えた晩




暑気払いに、かなり容量超過じゃが、画害を許しておくんなせえ。

2015/8/21

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